■探査技術の国内巡検等研修への参加公募(締切日8月22日)

1.目的

 海外鉱物資源開発に係る我が国企業の職員、大学研究員等に対し、専門的技術能力、情報収集・解析能力、交渉能力及び人脈の育成の向上を図るために、一般財団法人国際資源開発研修センター(以下「JMEC」という。)が開催する探査技術の国内巡検等研修(リモートセンシング解析技術等研修)への参加を公募する。

2.研修日程(予定)

 令和7年10月27日(月) 石巻駅に集合(12時頃)、マイクロバスで移動

                涌谷:わくや万葉の里 天平ロマン館見学

                巡検の概要説明

     10月28日(火) 井内石採石場、真野鉱山周辺の地質巡検

                大谷鉱山坑廃水処理、博物館見学

     10月29日(水) 鹿折金山周辺の地質巡検、Monster Gold見学

                玉山金山周辺の地質巡検

     10月30日(木) 釜石鉱山、坑道、スカルン露頭観察

                釜石駅で解散

 

3.研修内容と意義

 マグマ貫入に伴うスカルン鉄・銅鉱床と「ジパング」の起源となった中熱水金鉱床、坑廃水処理施設を見学し、金属鉱化作用における母岩とマグマの役割、造山型金鉱床の形成メカニズムを学習する地質巡検等研修。我が国を代表する鉄・銅鉱床の岩石・鉱石の産状と、日本では稀有な貧酸素環境で堆積した金属元素に富む黒色泥岩を観察する。さらにこの黒色泥岩が接触変成作用を受けて形成した熱水金鉱脈、硫化鉱物の風化が生み出した金鉱石を観察する。

 この巡検を通して、

 1)スカルン鉱物と鉱石の観察

 2)堆積作用、変成作用、風化作用の重複による金属元素の挙動

 3)付加体での金属鉱化作用に関連したテクトニクスと火成活動

 4)造山型金鉱床の探査・開発の状況と鉱石・坑廃水の処理技術

 5)我が国での金属鉱床開発の歴史

 を学習する。

 

4.JMECの支援内容

(1)研修には指導員として以下の者が同行します。

 ・ 浦辺 徹郎 東京大学名誉教授(JMEC顧問)

 ・ 渡辺  寧  秋田大学名誉教授(JMEC顧問)

 ※なお、上記の外JMEC職員等が同行の予定。

(2)現地までの交通費、現地での宿泊費、食事(朝食はホテル代に含まれる)については研修員の負担とする。現地集合から解散までの団体行動に伴う、研修経費についてはJMECが負担する。

 

5.公募人数:10名程度(応募人数が少ない場合は取り止める可能性があります)

 

6.公募要件

 次の要件のすべてに該当すること

(1)海外鉱物資源開発に係る企業の職員、大学研究員等であること

(2)資源開発に関係する業務の経験が5カ月以上あること

(3)上司の役員又は部長、若しくは、担当教授の推薦があること

 

7.公募締切日

 令和7年8月22日(金)(応募申請書がJMECにメールにて到着していること)

 

8.応募先、応募方法

 研修企画部 姉帯(あねたい) anetai@jmec.or.jp

 応募方法:別紙の応募申請書によること

 

9.問い合わせ先

 調査・国際交流部 安永(やすなが)   yasunaga@jmec.or.jp

 Tel : 03-6275-0731

 

10.応募結果

 メールにてご連絡致します。

11.参加公募印刷用

ダウンロード
R07 探査技術の国内巡検等研修への参加公募.pdf
PDFファイル 530.0 KB

12.応募申請書

ダウンロード
応募申請書(国内巡検等研修).docx
Microsoft Word 28.9 KB