■最新解析機器の取扱と解析技術研修への参加公募(締切日8月22日)

1. 目的

 海外鉱物資源開発に係る我が国企業の職員、大学研究員等に対し、専門的技術能力、情報収集・解析能力、交渉能力及び人脈の育成の向上を図ることを目的として、「最新解析機器の取り扱いと解析技術研修」を開催します。

 

2. 研修内容

 秋田県小坂町の独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)金属資源技術研究所に設置されている鉱物単体分離解析装置(Mineral Liberation Analyzer: MLA)は、鉱物分析に特化したエネルギー分散型X線分光(EDS)を備える走査型電子顕微鏡(SEM)です。これまでSEM-EDSは鉱石に含まれる資源にとって有用な元素の分布や含有量を測定し、資源分野、金属材料などの不均質性の把握を目的にセラミックスや半導体材料の分野などで広く用いられてきました。

 MLAはSEM像より粒子界面を自動認識し、EDSによって数万以上の粒子のEDSパターンを自動収集し、集められた各粒子の形状・組成情報を自動計算することで分析サンプル中に含まれる化合物の含有割合や粒子形状特徴などを詳細に解析することができます。資源分野では有用元素を含む鉱物の存在形態の確認や粒子間の相互分離を行う物理選別の評価などで用いられています。

 そこで、本研修では、MLAの分析装置の仕組みから測定原理、測定方法、結果の取り扱いについて、以下に示す項目の講義と実習から理解を深めていきます。

 

 対象機器:FEI製 MLA650

 (1) MLAの装置原理と分析に関する研修

 (2) MLA分析試料の前処理に関する研修

 (3) MLAで得られる各種データの取り扱い方法

 なお、本研修は、JOGMECの協力を得て実施します。

 

3. 日程(予定)

 令和7年10月23日(木)~24日(金)

23日(木)13:40 国際資源大学校ロビー集合・移動

      13:45~14:00 挨拶、オリエンテーション

      14:00~15:00 講義:概説

      15:00~17:00 実習:測定準備

24日(金)  9:00~12:00 実習:ミネラルリファレンス作成

      12:00~13:00 昼休憩

      13:00~14:00 講義:分析サンプル前処理

      14:00~16:00 講義・実習:データ出力、解析方法・事例紹介

      17:00~ 懇親会(参加希望者のみ)

25日(土) 現地解散

 

4.JMECからの支援内容

 研修受講料(解析機器使用料含む)は無料ですが、現地までの旅費、日当、宿泊費は受講者負担。

 

5.公募人数 6名 

 

6.公募要件

 次の要件のすべてに該当すること

(1)海外鉱物資源開発に係る企業の職員、大学研究員等であること

(2)資源開発に関係する業務(分析業務等を含む)の経験が5ヶ月以上あること

(3)上司の役員若しくは部長又は担当教授の推薦があること

 

7.公募締切日

 令和7年8月22日(金)(応募申請書がJMECに到着していること)

 

8.応募先及び応募方法

 応募先 : 研修企画部 姉帯弘美

       e-mail   anetai@jmec.or.jp

 応募方法: 別紙の応募様式によること

 

9.問合せ先

 一般財団法人国際資源開発研修センター

  調査・国際交流部 遠藤英史 (えんどうえいし) endo.eishi@jmec.or.jp

  研修企画部    姉帯弘美 (あねたいひろみ)   anetai@jmec.or.jp

  Tel:03-6275-0731  Fax:03-6275-0732

 

10. 応募結果

   メールにてご連絡いたします。

 

11.印刷用公募案内

ダウンロード
令和7年度最新解析機器研修にかかる公募.pdf
PDFファイル 359.3 KB

12.応募申請書

ダウンロード
応募申請書(最新解析機器).docx
Microsoft Word 32.3 KB